食品ロスは、食品メーカーやスーパーマーケットで発生していると思いがちですが、食品ロス量の半分は家庭から発生しています。
家庭からの食品ロスの要因は、料理を作りすぎたりして残る「食べ残し」、野菜の皮や茎など食べられるところまで切って捨ててしまう「過剰除去」、未開封のまま食べずに捨ててしまう「直接廃棄」です。
少し意識したり、工夫したりするだけ、食品ロスを減らすことができます。
みんなで、食材を無駄なく使って、おいしく食べきろう!
家庭で食品ロスを減らすコツは、買い物時は「必要な分だけ買う」、料理の際は「食べきれる量を作る」、食事の際は「おいしく食べきる」ことが基本です。買い物時、料理の際、食事の際のポイントを紹介します。
① 買い物前に、冷蔵庫や食品庫にある食材をチェックする
メモ書きや携帯・スマホで撮影し、買い物時の参考しよう
② 使う分、食べられる量だけ買う
まとめ買いを避け、必要な分だけ買って、食べきる
③ 期限表示を知って、賢く買う
利用予定と照らして、期限表示を確認しよう
すぐに使う予定の食材は、お店の食品棚の手前からとるようにしよう
Q.なぜ、すぐに使う、食べる予定の食材は、お店の食品棚の手前から商品を取ったほうがよいの?
A.お店の食品棚の手間にある商品ほど、賞味期限が近付いているものが多いです。食品棚の奥から、商品を取ると、手前の商品は売れ残り、返品や廃棄されてしまうのです。だから、すぐに使う、食べる予定の食品は、食品棚の手前から取ってもらいたいのです。
食品ロス削減啓発用冊子 計ってみよう!家庭での食品ロス
消費者庁の実証事業では、食品ロスの計量を行うことで約2割、計量に加えて削減の取組を行うことで約4割、食品ロス量が削減することが分かりました。
この冊子を活用して、自身の食品ロス量を見える化してみませんか。
<冊子のイメージ>
家庭での食品ロスを減らす方法について、こちらも参考にしてください。
◎消費者庁ホームページ:食べもののムダをなくそうプロジェクト
① 食材を適切に保存する
食品に記載された保存方法に従って保存する
野菜は、冷凍・茹でるなど下処理して、ストック
② 食材を上手に使いきる
残っている食材から使う
作り過ぎてしまい残った料理は、リメイクレシピなどで工夫しよう
③ 食べきれる量を作る
体調や健康、家族の予定も配慮して、作る量を調整する
Q.リメイクレシピは、どんなものがある?
A. リメイクレシピは、残った料理をアレンジして別の料理に変身させるレシピのこと。
料理レシピサイトクックパッド「消費者庁のキッチン」では、残ったカレー、ミートソースやポテトサラダなどを活用したリメイクレシピのほか、食材を使いきるレシピなども紹介しています。参考にして、食材を使いきりましょう。
◎料理レシピサイトクックパッド「消費者庁のキッチン」はこちら:消費者庁の公式キッチン
食品ロス削減啓発用冊子 計ってみよう!家庭での食品ロス
消費者庁の実証事業では、食品ロスの計量を行うことで約2割、計量に加えて削減の取組を行うことで約4割、食品ロス量が削減することが分かりました。
この冊子を活用して、自身の食品ロス量を見える化してみませんか。
<冊子のイメージ>
家庭での食品ロスを減らす方法について、こちらも参考にしてください。
◎消費者庁ホームページ:食べもののムダをなくそうプロジェクト
◎ 賞味期限とは、おいしく食べることができる期限です。表示されている保存方法に従って保存していれば、期限を過ぎたからといって、すぐに食べられなくなるわけではありません。
賞味期限が過ぎてしまった食品は、直ちに食品衛生上問題が生じるものではありませんので、煮たり焼いたり、十分加熱するなど調理方法を工夫してみましょう。
◎ 消費期限は、過ぎたら食べない方がよい期限です。消費できる量を購入し、期限内に食べきりましょう。
※ 上記の説明はいずれも、未開封の状態で、食品に記載されているとおりに保存した場合の期限です。一度開封した食品は、期限に関わらず早めに食べきりましょう。
◆賞味期限は「おいしいめやす」
上記でも記載していますが、賞味期限はおいしく食べることができる期限です。
消費者庁では、賞味期限は「おいしい
家庭での食品ロスを減らす方法について、こちらも参考にしてください。
◎消費者庁ホームページ:食べもののムダをなくそうプロジェクト
最近は、飲食店で廃棄寸前のおいしい料理や、食品流通業界の商慣習により賞味期限前に捨てられてしまう食品を安く購入できるインターネットサイトやスマートフォンアプリが展開されています。売り手のお店はおいしい料理や食品を捨てなくてすみ、買い手の消費者はおいしい料理を安く買えるなど、環境にもお財布にも優しい仕組みがどんどん出てきています。
Q.フードシェアリングって何?
A. そのままでは廃棄にされてしまう食品と購入希望者とのマッチングを行うことです。
家庭での食品ロスを減らす方法について、こちらも参考にしてください。
◎消費者庁ホームページ:食べもののムダをなくそうプロジェクト
食品メーカーや小売店などでは、様々な理由で販売できなくなった賞味期限内の食品を食事に困っている方に支援するフードバンク団体に寄付することで、食品ロスを減らす活動が行われています。
買ってみたけど好みに合わなかった、たくさん貰って食べきれず家で眠っている期限前の未利用食品は、地方公共団体、大型スーパーマーケットや学園祭などで寄付を受け付けている場合があります。寄付された食品は、フードバンクなどを経由して、食品を必要としている人たちに届けられます。食品を捨てずに、寄付することで、食品ロス削減につながります。
寄付したい方は、お近くの役所などの情報を検索してみてください。
※フードバンクとは、様々な理由で販売できなくなった期限前の未利用食品を企業や団体などから引き取り、必要な人へ届ける団体です。
消費者庁では、有志によるフードドライブの活動を実施し、2週間で43kgの食品が集まり、最寄りのフードバンクにお届けしました。
▲寄付の様子
▲2週間で集まった食品
家庭での食品ロスを減らす方法について、こちらも参考にしてください。
◎消費者庁ホームページ:食べもののムダをなくそうプロジェクト
家庭での食品ロスを減らす方法について、こちらも参考にしてください。
◎消費者庁ホームページ:食べもののムダをなくそうプロジェクト