ご自宅の冷蔵庫の中はどのような状況でしょうか。
いつ食べるか分からない食品が冷蔵庫いっぱいに入っている、欲しいものがすぐ見つからない、同じ食材がいくつもある、などありませんか。
お休みで家族がそろう日などに、家族みんなで冷蔵庫のお片付けをしてみましょう。
奥のほうから、化石のようなにんじん、萎びたきゅうりや期限が過ぎた食品※が発見されるかもしれません。
※「消費期限」が過ぎた食品は、食べずに廃棄しましょう。
「賞味期限」を過ぎた食品は、必ずしもすぐに食べられなくなるわけではありません。それぞれの食品が食べられるか個別に判断しましょう。
冷蔵庫のほかにも、食品保存庫もあわせて片付けや整理をすることで、欲しい食材がすぐ見つかるようになります。買い物前にも確認しやすくなり、同じ食品をいくつも買ってしまうことがなくなって、お財布にもやさしいですね。
冷蔵庫や食品保存庫を整理することは、結果的に食品ロスを減らすことにつながります。
お片付けのポイント
1. まずは、冷蔵庫や食品棚の中身を全部チェックしてみましょう。
冷蔵庫をチェックする際は、棚1段ずつチェックするなどして、冷凍食品や生ものを冷蔵庫の外に放置しないように気を付けてください。「冷蔵庫はあけっぱなしにしないように気をつけてください。」
2. 次に、食品の種類ごとに整理整頓。種類ごとに配置して、分かりやすく(見える化)をしてみましょう。
整理の方法は、次の「冷蔵庫の整理整頓」を参考にしてみましょう。
1. 食品を種類(カテゴリ)分けする
2. それぞれの置く場所を決める
3. フリースペースを作る(冷蔵庫に保存する食材は7割以下にしましょう)
4. ストックのルールを決める
上記の図は、消費者庁作成の食品ロス削減啓発冊子「計ってみよう!家庭での食品ロス」の10、11ページに掲載しています。
◎食品ロス削減啓発冊子「計ってみよう!家庭での食品ロス」をダウンロードしたい方は、こちら:啓発用冊子
◎自宅の食品ロス量の見える化
この冊子では、家庭での食品ロス量をメモできたり、食品ロスを減らすコツや工夫も掲載しています。
消費者庁の実証事業では、食品ロスの計量を行うことで約2割、計量に加えて削減の取組を行うことで約4割、食品ロス量が削減することが分かりました。
この冊子を活用して、冷蔵庫のお片付けとあわせて、自宅の食品ロス量を見える化してみませんか。
消費者庁作成の食品ロス削減啓発冊子
「計ってみよう!家庭での食品ロス」
◎家庭にある食材を使って、家族みんなで楽しく料理を作ってみよう。
料理レシピサイトクックパッド「消費者庁のキッチン」では、食品ロス削減につながるレシピを発信しています。家庭の中で眠っている食品や使いかけの野菜を使って、家族みんなで料理をしてみるのはいかがでしょうか。
料理レシピサイトクックパッド
「消費者庁のキッチン」